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2014シーズンのレギュレーション変更内容を わかりやすく解説!エクステリア編

2014.04.22 Tue

2014シーズンが開幕し、次戦はゴールデンウィーク中の
5月3日(土)~5月4日(日)に開催される富士戦ですね。
そこで、富士戦を前に昨シーズンとのクルマの違いを
レギュレーション変更と共にご紹介します。
岡山戦でクルマを間近で見る事が出来なかった方や、
レギュレーション変更の詳細をまだご存知でない方は必見です!

2014シーズンからドイツツーリングカー選手権(DTM)と
レギュレーションを統一化させる事となったSUPER GT 2014。
目を引くのが、昨シーズンとは異なるエクステリアではないでしょうか。
とくに空力パーツの設計の自由度が高くなったことが大きな要因です。

上の写真の青色付き箇所が自由に空力パーツを設計できる箇所です。
ドライバーや監督が「今年のマシンはダウンフォースがすごい」と
言っている要因がまさにここにあります。
昨シーズンと比較して自由に設計できる範囲が広くなったことで、
より強力なダウンフォース(クルマを下に押さえる力)を発生。
その結果、路面とタイヤの摩擦力が増加し、
大きなグリップ力が得られるようになったことから、
とくに旋回中のスピードが昨シーズンよりも速くなりました。
岡山での初戦からコースレコードが何度も更新されていましたが、
次戦の富士でも誰がコースレコードを更新するか注目です。

それでは、具体的に昨シーズンのマシンと比較しながら、
どのように変わっているのかご紹介します。

左が昨シーズン、右が2014シーズンのクルマの斜め前方からの写真です。
見た目で良くわかるのは、タイヤの上部のギザギザした、
のこぎりの刃のようなエアロパーツでしょうか。
2014シーズンから新たに、ギザギザの数は違いますが、
各社が採用している形状となります。
昨シーズンまでは、ミラーも空力パーツとしての役割を
果たしていましたが、2014シーズンからはミラーに
空力性能を持たせないような形状に変更になっており、
右写真のようにシンプルな形状となっています。
また、カナードまたはスラストスポイラーと言われる、
ヘッドライトの下部に付けられた小さなウィング2枚も
2014シーズンからの採用になります。
走行時に最も風の抵抗を受ける箇所に付けることで、
ダウンフォースを発生させます。
加えて、クルマの前面に当たった風がこのカナードによって
タイヤの側面を流れていくようになり、
その結果ホイールハウス内の空気が外に吸い出され、
走行抵抗軽減やブレーキの放熱に効果をもたらします。


同じく、左が昨シーズン、右が2014シーズンの後方からの写真です。
新しいレギュレーションにより、リアウィングが
共通パーツとなったことから、昨シーズンに採用された
シャークティースと言われるリアウィングの翼端盤のギザギザが、
2014シーズンは無くなり、右写真のように
ウィングを上から釣り下げるタイプのリアウィングに変更されています。

モータースポーツは、参戦する各社のエンジニアがプライドを賭けて
1000分の1秒のタイムを削るために日々、技術競争を
繰り広げている場です。これを機に、各社の空力パーツの
形の違いを見比べてみるのも面白いかもしれませんよね。
「この空力パーツの形の違いがタイム差として表れているのでは?」など、
想像しながら観戦するのもひとつの楽しみ方ではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか?
次回はクルマの内部に迫ってみたいと思います。お楽しみに!

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