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コラム第5弾、NISMOトップの意気込みと素顔に迫る!

2013.01.15 Tue

2013年 新年最初のコラム『チーム日産~モータースポーツにかける
者たち』は、社屋移転で更なる飛躍を誓う、ニッサン・モータースポーツ・
インターナショナル、通称NISMOの躍進を牽引する取締役社長、
宮谷正一の意気込みと素顔に迫ります。

「いやこの間、妻が大好きな歌手のコンサートに行ったんですよ、
つきあいでね。そうしたら、私のほうが感動しちゃって・・・
いいですよね、ライブって。会場の熱気、空気をふるわせる音、一体感。
目の前でリアルに味わうのは・・・素晴らしい」

移転を控えたあわただしい年末、宮谷社長に会うことができた。
2012年は、SUPER GT GT500クラスでNISSAN GT-Rが二連覇し、
SUPER GT GT300でもGT3仕様のGT-Rが成果をあげた。
日産のモータースポーツ活動をひっぱる社長とはどんな強者なのか
緊張を禁じ得なかったが、宮谷社長はのっけから優しい笑顔だった。

「モータースポーツの魅力も同じだと思うんです。
とにかくレース場に来て、味わってほしいんです。
エンジンの音、ガソリンの匂い、疾走感、会場の熱気、勝ちにいく者たちの
かけひき、来てみなきゃわからないことがたくさんあります。
五感で体感してほしい。それにね、レース場はイベント会場なんです。
家族みんなで楽しめる要素がいっぱいある!」

流麗な話し方の底に、モータースポーツへの強い情熱を感じた。
2013年のNISMOは?と尋ねると、きゅっと社長の顔に戻った。
「オフィスを大森から横浜、鶴見に移す新生NISMO。大きく分けて二つ
あります。まずはもちろん、モータースポーツで結果を残すこと。GT500の
3連覇、そしてGT300でも次のステップに進みたい。

そしてもうひとつが、日産のパフォーマンス・サブブランドとして、
モータースポーツで培ったノウハウをいかに市販車に導入、
活用していけるかということです。その第一弾が、東京オートサロンで
発表した『JUKE NISMO』。外観はもちろんですが、
乗っていただいてわかる空力、すなわちエアロダイナミクスへのこだわり、
その本物感には、自信があります。CD値、空気抵抗係数をいかに
低く抑えつつ、ダウンフォースを増やすか。モータースポーツに
心血を注いできたNISMOだからこそできるパフォーマンスを
体感してほしいです。
ふだんモータースポーツに接する機会がないひとにも、
ぜひ乗っていただきたい!そう思います」

今まで、心に決めてきた信条は?との問いに、しばし空を見つめ、
「諦めないこと、かなあ・・・。今まで海外相手の仕事で、
日本のビジネスの常識が通用しない経験をしてきました。
それでも私は、しつこくねばった。とにかく諦めないこと。
過程が苦しいほど、厳しいほど、達成したときの喜びは、
大きいですからね」また笑顔。

宮谷社長の手を見せてもらった。女性のような長い指。
繊細で綺麗な手だった。

「学生時代はね、ミュージシャンになろうかと思ったくらい、
音楽が好きでした。ギターをずっとやっていて、あ、昔はエレキでしたが
今はフォークギター。クラプトンやジェフベックが大好きでね。
ジェフベック、68歳ですよね。すごいですよね、まだやってる。
ロン毛で、ブーツはいて。負けられませんね」

最後に、宮谷社長は、こんなふうにインタビューを閉めた。
「モータースポーツもね、音楽と一緒で、人間がやってるから
面白いんですよ!」

文・写真 北阪昌人