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【Number】高橋みゆきさん レーシングカー試乗体験!

2013.03.15 Fri

前回、2年連続SUPER GT GT500クラスチャンピオンの柳田真孝選手に、
普段は見ることのできないモータースポーツの裏側を見せてもらい、
すっかりマシンにも興味をもつようになった高橋みゆきさんに
「ぜひコックピットに座ってみませんか?」と柳田選手からのお誘いが。
「いいんですか!?」と目を輝かせながら、早速マシンに乗り込んでみた
高橋さんの様子をお楽しみください。


最初に乗り込んだのは、一昨年FIA GT1世界選手権にて
ドライバーズタイトルを獲得したR35型GT-Rのコックピット。

市販車のGT-Rをベースにしているとはいえ屋根は低く、
室内には安全性と車体剛性を確保するためにロールケージと
呼ばれるスチールパイプの骨組みが張り巡らされている。
身体を折り曲げシートへ身体を収めようとした高橋。
「シートってこんなにきついんですか?」
「普段乗る乗用車とは違って、走行中は想像以上の勢いで
身体が振り回されます。その中でも正確な操作をするために、
ぴったりのシートで身体をしっかり支えないとダメなんです」

シートに身体を沈めて前方の視野を確かめた高橋が、
再び驚きの声を上げた。
「えっ、これ、まったく前が見えませんよ?」

レーシングカーのシートは重心を下げるために、
まるで路面に座るかのように低い位置に設けられている。
視点が下がるため、ドライビングポジションから前方を見ると
ボンネットが手前の視野を遮ってしまうのだ。

「手前が見える必要はないんです。コースの上では高速で
走っていますから、遠くを見て走るんです」と柳田。

「でも、レース中にピットインしますよね。自分のピット前に
ピタリと止めるじゃないですか、あれ、感覚で止まるんですか?」

レース中、ドライバー交代と給油、タイヤ交換のため
ピット作業が行われる。ピットで作業するため、4本のタイヤ、
ガソリン給油のそれぞれのポジションにはピットクルーが
待ち構えている。その前にピタリとマシンを止めなければ、
ピット作業が遅れることになる。柳田が笑いながら説明する。

「土曜日はもちろん、日曜日の朝まで練習して、止まる位置を
確認しますよ。コンマ数秒とはいえ、停止位置によっては大きな
タイムロスにつながりますから」
「そうか、あたりまえですね、練習するから止められるんですね」

「それにしても、こんな狭い場所、こんなに狭い視野で
1時間も走るんですか? わたしには無理だな」
レース中、コックピットの温度は暑いときは摂氏60度近くに上昇する。
厚い不燃性のレーシングスーツを着こみ、全身の筋肉を使いながら
身体を支え、ステアリング操作をする。選手にとっては過酷な条件だ。
「外からは想像できない環境なんですね。脱水症になりませんか?
水分の補給はできないんですか?」

GT-Rのコックピット内には、ドライバーのコンディションを
維持するため、ドリンクボトルからヘルメットの中の
吸い口までドリンクを送り込むスイッチや、選手の身体へ向けた
送風ファンなどが設けられている。また、NISMOは独自に
レース専用のエアコンも開発して実用化している。

「それでも場合によっては熱中症になることもあります。
意識が朦朧としてくるんです」
「そういうときは、無線でピットの監督に
『もしもし、もうダメです』とか?」
「報告はしますけど、ピットに戻るわけにはいきませんね」
「えっ、ピットに帰っちゃいけないんですか?」

次に案内されたのは、日産が一昨年開発した
EV(電気自動車)レーシングカー、NISSAN LEAF NISMO RC。
「これ、電気だけで走るんですか? やっぱり音はしないんですか?」
「音、しないんですよ。敢えて言うなら、ヒューンという電車のような音。
でも、スタートダッシュは猛烈に速いんです。GT500より速いかも」

「モーターだけで走るレースカーがあったんですね。将来は、
みんなこういうクルマでレースするようになるのかもしれませんね」

知れば知るほど、モータースポーツが面白くなった高橋さん。
次回は、長年にわたって日産モータースポーツの
エースを務めてきたベテラン、本山哲選手に直撃インタビューします。

レーシングカーを速く走らせるためのテクニックやメンタル面の
コンディション調整など、アスリートとしての
レーシングドライバー像に迫ります。

文・大串信
写真・細田忠

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