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鈴鹿1000kmを走り切るドライバーのケア

2013.09.06 Fri

SUPER GTのレースの中で最も長い1,000kmを走り切る鈴鹿戦。
約6時間かけて各チームが1,000分の何秒の世界で
熾烈な戦いを繰り広げる中、表彰台にのぼった
#23 MOTUL AUTECH GT-Rの秘密に迫りたいと思います。

レース中、ドライバーに一体どれくらいの
負荷がかかっているのでしょうか。

レース戦略にもよりますが、
鈴鹿では1時間以上運転してからドライバー交代があり、
休息時にコンディションをベストに近い状態に回復させて、
再びコース上に出るといったことを2、3回繰り返します。

レース中、常に高い心拍数を維持し続け、
同時にエアコンがあるとはいえ、
クルマの中は非常に暑いため、大量の汗をかきます。
体重の2%の脱水でも競技パフォーマンスが低下すると
言われる中で、どのようにチームはドライバーの
パフォーマンス維持に取り組んでいるのでしょうか。

ということで、鈴鹿戦でニスモチームが取り組む
ドライバーのケアをご紹介!

こちらの写真は一体何だと思いますか?

じつは、体温管理を行うためのベッドなんです!

医療現場でも使用されている
手術中の患者さんの体温調節をする医療機械を使用して、
走行したスティントで上がった体温を十分にクールダウン。
ベッドのシートの穴から冷たい空気が出て、
計測している体温とドライバーの意見をもとに温度調節を行います。
※スティントとは、レースでドライバーが担当する
ピットインからピットアウトまでの間隔で、
レーススタートから1回目のピットインまでを第1スティントと言う。

さらに、大量にかいた汗によって、
ドライバーの体重は1スティントあたり約800~1,500g減るため、
とくに体内への吸収スピードが速い経口補水液にて水分補給。
担当のスティントごとにベストなパフォーマンスを発揮するため、
レース前と走行スティント後で体重測定し、
レース前のコンディションに戻すように体調管理を行っています。

経口補水液:詳しくはこちら

非常に過酷な環境の中でのレースですが、
チームでバックアップすることや、
このようなケアが受けられる準備ができているということで得られる
精神的な安心感もドライバーにとっては大事です。

こちらは、レース後に鈴鹿の某焼き肉店で
エネルギー補給をしているところです。
右から柳田選手、柳田選手の弟さんと岩崎さん、
ロニー選手とロニー選手の友人のDAVIDEさん。

じつは、柳田選手の弟さんと岩崎さんは医師で、
今回の鈴鹿戦でドライバーの健康管理をするために、
上の写真の医療機械を持ち込んでケアにあたっていました。

いかがでしたでしょうか?
次の富士戦でもレースの裏側をお伝えしますので、
これからもどうぞお楽しみに!

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